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私の「めまい」は心配なめまいですか
新井寧子 (日本女医会会員)

メニエール病という名を聞いたことがある方は多いでしょう。 「めまい」は昔、脳卒中の一状態と考えられていました。 その当時メニエール先生は、内耳だけが悪くてもめまいがするのだ、 という説を何度も主張し、めまい発作の直後に亡くなった方の内耳の解剖結果まで示した結果、 その説はやがて一般に認められるようになりました。 それで彼をたたえて、めまいと難聴の発作を繰り返す内耳の病気がメニエール病と名付けられたのです。

そうこうして120年、今ではめまいで苦しむ患者さんの7・8割が内耳からくるめまいだということがわかっています。
しかし今でも、めまいは脳卒中の始まりではないかとおそれている方が多いようです。 めまいと一緒に物が2つに見えたり、声が嗄れたり、むせたり物を落としたりしたら、 めまいが治まっていてもすぐに脳神経外科のある病院に行ってください。

めまいだけだったり、耳鳴り・耳のふさがった感じや、ふらつき・吐き気など乗り物酔いの様な症状と耳の症状だけならば、 メニエール病でとは限りませんが、内耳の病気のことがほとんどです。 命の心配はありません。内耳からくるめまいは、文字どおり眼が回っています。 だから眼の動き方を専門医が見ると、何故めまいがしているのか判ることが多いのです。 その場でわざとめまいを誘発して、順に体位を変えて、それでめまいが治ってしまうことがあります。 それは良性発作性頭位めまい症という内耳の病気です。

めまいを再現できないと、診断は難しくなりますので、予防も治療もむずかしいのです。 めまいが治まって1週間以上たつと、めまいの余韻も無くなり、診断はできないことも多くなります。 何をしている時にどんなめまいがしてどうなったか、順を追って思い出してみることが診断を助けます。
高い所の物をとったり、洗濯物を干す時ぐらっとする眩暈は頚の血管が狭くなっているためかもしれません。 そんなとき、頚の骨や血管を調べると細くなっているのが見つかることがあります。
いつの間にか片耳が遠くなっていて、大分経ってからふらつきが出てきたら、聴神経腫瘍という良性の脳腫瘍かもしれません。 造影してMRIを撮るとすぐ判りますが、細かく切らないとMRIの画像(スライスといいます)の間で飛び越えて映らないこともあります。

診断するのは医師の仕事です。 正しく診断してもらうには、必要情報を提供する必要があります。
時系列に整理してメモしていくといいでしょう。
前にも同じようなめまいを経験していればなおのこと、症状がすっかり無くならないうちに、 なるべく早くできれば2−3日中には医師に相談することです。 突発性難聴という病気ではすぐに治療を始めたかどうかが難聴・耳鳴りという後遺症を残すかどうかに影響します。 そんなにはっきりぐるぐる回るわけではない、耳は変ではないが何となくおかしい、 ふらつく、気持ち悪い、地震かなと思うとすぐ良くなるなどの場合は、まず内科で貧血その他全身を見てもらうことを勧めます。

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